えそらごと

人にやさしく、自分にやさしく、悲しい時にはかつ丼を

わたしがフェスに行く理由

こんにちは。やすかわです。

 

忙しさにかまけてすっかりブログをさぼっていました。

忙しいのは嫌いじゃないけど、あわただしく毎日過ごす中で自分の頭で考えることをさぼるのは良くないなあ、としみじみと思っている次第であります。

 

 

7月の3連休は皆さんなにをして過ごしていらっしゃいましたか?

この暑さで外に出る気にならず家でゴロゴロYouTubeを見ていた人、ひたすらバイトをしていた人、関ジャニ∞のツアー初日公演に参加していた人、あっそういえばついに関ジャニ∞が6人になってしまいました…メソメソ……

 

(今日はこの分野の話じゃないので読み続けて頂けると幸いです。すみません。)

 

 

かくいうわたしは、ap bank fesという、静岡は掛川つま恋リゾートで行われていた夏フェスに行ってまいりました。

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静岡おでんうまかった。

 

夏フェスには2年前からよく行くようになったんですが、このフェスははじめてでした。

ミスチルの桜井さん、音楽プロデューサーの小林武史さん、bank bandが中心となって開催されています。

 

 

ap bank fesに参加して、感じたことがありました。

それは、音楽フェスというのは、必ずしも音楽を消費するだけの場ではないのだなあ、ということです。

 

 

音楽フェスというと、いろんなテイストのものがあると思いますが、大半のイメージとしては、バンドが演奏する音楽にあわせて手を挙げ、声を出し、ステップを踏み、踊って…というものでしょう。

この場合、生じるであろう「楽しかった」という感情は、バンドが鳴らす音楽を受け取った心から湧き出るもの、というよりは、音楽を聴きながら体を動かしたという「行為」に対する感想です。

 

そしてこれは、わたしが極力したくないなあと考えている、「文化の消費行為」であると言えてしまうのです。

 

 

今回わたしは、ap bank fesに参加して、自分が今まで参加してきたフェスでは、ただ音楽を消費していただけだったのかなあ、と思って自分がちょっと情けなくなりました。

 

 

〜〜〜

 

と、ここまでをひと月前に書いて、放置していました。

改めて文字にしてみると、自分がフェスに行きたいと思っている理由が、わからなくなってしまったからです。

 

そしてこのお盆休みで、2年前から毎年参加しているROCK IN JAPAN というフェスにいってきました。

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こちらはap bank とはまたテイストが違い、オーディションで出演を勝ち取った若手から、サザンオールスターズなどといった超大御所まで、国内のあらゆるロックバンドが集まるフェスです。

 

 

ここでも、やっぱり、音楽に合わせて歌い、踊る人たちを見て、また時には自分も同じようにして、もちろん楽しいけど、これで良いのだろうか…というモヤモヤを抱えながら楽しんでいました。

 

 

そんなモヤモヤを、見事に打ち破ってくれた人がいました。

阿部真央さんです。

 ストーカーの唄〜3丁目、貴方の家〜

(ちなみにですが、今回はこの曲は歌ってません)

 


彼女がMC中にこんなことを言っていました。(ニュアンスなので若干ちがうかもですが)

 

「昔は、名前だけでも覚えて帰ってください!って言ってたけど…今は違います。

感動して帰ってください。

素敵な音楽を聴いて心が動かされる瞬間って、人生を豊かに過ごしていくためにすごく大切なことだと思うんです。」

 

 

この言葉にハッとしました。

慌ただしい毎日から抜け出して、非日常の空間で、魂のこもった音楽に触れて、心が生き返る、これこそフェスの存在する理由なんじゃないかなあ、と僭越ながら思いました。

 

 

そしてその感動体験というのが、バンドが鳴らす音楽をじっくり聴いて生まれる人もいれば、一緒に歌ったり踊ったりすることによって心が動かされる人もいるんじゃないかなあって。

 

 

 

今年この2つのフェスに行って、自分がフェスに行く理由が、ちゃんと見つかった気がします。

 

と、フェスという究極のパリピ空間に居ながらも、こうして捻くれたことを悶々と考えてる人間もいますので、、みなさん是非とも一度夏フェスに足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

それにしてもサザンは凄かった。

わたしも生まれ変わったら桑田さんになって、綺麗なおねいさん従えて歌いたいなあ。